目玉を食べるご主人と
目玉からできたエメラインの少し儚い物語。
人間の寄り付かない郊外の大きな屋敷に住む。
年齢不詳で無性別、成長も遅く既に長い年月を生きている。人間の食事を口にすることはなく、目玉しか食べない。身の回りの世話はすべてエメラインに任せている。
The Past
幼いころは執事(じいや)と二人暮らし。世界、世間、人間のことについてのすべてを幼いころに叩き込まれた。じいやが亡くなってしばらくしてからは屋敷を空けることが増え、正体を隠し人間と関わるようになる。
The Present
屋敷に引きこもり、自身の敷地以外に出ることは月に一度あるかないか。時折知り合いの人間が一人訪ねてくる。
ご主人の屋敷で召使いとして生活している生き物。
ご主人によって何かの目玉とフォークから作られた。何かだったころの記憶はなく、自分が何かだったということすら気づくことはない。
The Past
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The Present
屋敷から出たことはない。ご主人の行動に一喜一憂しながらお世話に一所懸命に取り組んでいる。ご主人以外には敵意をむき出しにする
花を食べて生きるひとりぼっちの妖精。
目玉を食べて生きるご主人の噂を聞いた彼女は、ある日屋敷の庭でご主人と出会う。自分の性(さが)に苦しむ彼女はいつも自分をLayla/レイラと名乗るが、ご主人には彼女の本当の名前を話したらしい。
時折屋敷を訪ねてはご主人に突っかかるため、エメラインに嫌われておりよく騒がれている。
時折屋敷を訪ねてくる人間。
いつも一袋分の目玉を持ってきては、神妙な面持ちでご主人と何かについて話している。